看護師インタビュー

今「やりたいこと」を全力で叶えたい

ナーシング和楽縁と、春日井市のグループ施設「ナーシングシアラス」の両方で活躍されている看護師Sさんに、ナーシング和楽縁での利用者さまを中心にした取り組みと、そこにある想いを聞いてみました。

どんな方も「やりたいこと」を持っている

看護師Sさん

看取りまでご一緒するナーシングという施設の特性もあって、入居時に「もう先が短いかも…」と感じてしまう方もいらっしゃいます。

そうした方もやっぱり「やりたいこと」を胸の中に持っていますが、利用者さまの「やりたいこと」が、利用者さまの健康にとって悪影響を及ぼすこともあったりします。

例えば…
ご本人は、どうしてもお風呂に入りたいと言っている。でも病院は、絶対に入浴させてはいけないと言っている。以前そんなご入居のパターンがありました。

ただ、そんな時でも「はい。入浴させません」ではなく、どんな方法が利用者さまにとって最善なのかを考えるのが、ナーシング和楽縁の特徴だと感じています。

お風呂が大好きな利用者さま

看護師Sさん

施設側も入浴するには危険な血圧であることはわかっていましたし、大きな褥瘡のような傷があったため、他の利用者さまへの感染の恐れもありましたが…結局お風呂に入っていただくことにしました。

やっぱり、お風呂が大好きな方でしたから!

もちろん、入浴前後には血圧を測って、常に様子を観察して、短い時間で入浴をして湯船から上がるなど、相談を重ねて皆でできることを行いました。
その時の嬉しそうな利用者さまのお顔は、今でも忘れることができませんね!

もちろん利用者さまのニーズを実現するのが目的であって、私たちの想いを押し付けるようなことがあってはいけません。今回のケースも、私たちが「お風呂に入れてあげたいから入れる」では駄目なんです。
私たちは「お風呂に入りたい」というような、利用者さまのニーズをカタチにしなければいけません。

人生の最期に寄り添うということ

看護師Sさん

私たちは「この傷が癒えるまで、この方はご存命可能か?」という考え方を大切にしています。

症状悪化を促すことは正しい行動とは言えないかもしれません。ただ、ご本人が今「やりたい」と思っていることを実現することが、本当にその人の想いに寄り添うということではないか?とも思っています。

冒頭にもお伝えした通り、入居時に先が見えている方もいらっしゃいます。
1ヶ月なのか、1週間なのか、1日なのか、2日なのか…残された期間は正確にわかりません。
「危険でもいいから、食べさせてください」と話すご家族もいらっしゃいます。

今できることを最大限やり、最高の喜びと感動を届ける。
それがナーシング和楽縁のサービスだと思っています。

ナーシングだからこそ実現できること

こうした取り組みは、ご家族やご本人との信頼関係が必要なため、看護師だけでも、介護士だけでも実現することはありません。

介護士と看護師が連携してケアをするナーシングだからこそ可能です。

もっと言えば、一人ひとりの人生に寄り添うナーシング和楽縁だから、利用者さまの本当に「やりたいこと」を実現できると思っています!

看護師Sさん

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